私ごとではありますが来年度から自治会青年部の部長を拝命いたしました。来年度といいましても新設であり、初代のお役を受けることとなりました。

 青年部の設立目的は地域振興、地域活性化です。そしてもう一つの目的として災害時の活動です。平時は独りでも困る事なく日々生活を送れます。しかし自然災害時、独りではどうにもならない事が起き、そんな時にはやはり助け合いで地域の繋がりが大切になってきます。有事に近所の人たちの顔を知っているか、いないかで気持ちの面でも違うかと思います。もしかしたら「角のウチの一人暮らしのおばあちゃん大丈夫かな?」という会話が生まれ、そこから人命救助とつながる事もあり得ます。

 ただ自治活動の問題としてわが地元も少子高齢化が進んでおり、働き世代から自治会活動が敬遠され、少しずつ弊害が出ています。よく聞く声として「忙しいから自治会の役を受けられない」「高齢で行事や会議には出られない」と聞きます。昔とは違い、現代は多様化の時代ですので皆さん忙しく、生活スタイルがバラバラです。さらにここ数年のコロナウィルスをきっかけにより、物理的に人と人との繋がりがより希薄になっておりますので理解できます。
 またお金を払えば色々な物が手に入りサービスも受けられ、近所と繋がりがなくとも、家族がいなくとも日常生活、人生は送れる社会に今はなっています。

 しかしながら先の見通せないこんな時代、自然災害が多発している近年、だからこそ『自治活動』を再考する必要があるかと思います。お金では解決できない『事象』と『個』の限界、昔からの『群』の優位性と劣位。自分にとって『個』と『群』の良い距離感とバランスとは?役を受けるにあたり改めて考えさせられました。

 今後青年部では暗中模索でありますが、いくつかのイベントを企画しており、安心して暮らせる『古くて新し地元』を目指して地元の若い世代の仲間たちと活動していく予定です。
 でもそんな私はもう青年ではないのですけどね・・・(笑)   (ヤ)